2024年の「今年の漢字」は何になる? 過去の漢字から読み解く日本の世相と意外な事実!

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今年も残すところあとわずか。12月には恒例の「今年の漢字」が発表されます。あなたは2024年の世相を象徴する漢字は何だと思いますか?

今回は「今年の漢字」の歴史や選定方法、過去の漢字から読み解ける世相、そして漢字にまつわる意外な事実までご紹介します。さらに、中学生の皆さんの国語の自主学習に役立つ情報も盛り込みました!

「今年の漢字」って一体何?

「今年の漢字」は、公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催するイベントです。1年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、最も多かった漢字を清水寺で発表する年末の風物詩となっています。1995年から始まり、今年でなんと30回目の節目の年を迎えます。

歴代の「今年の漢字」を振り返ってみよう!

過去の「今年の漢字」を振り返ると、その年の出来事が鮮やかに蘇ってきます。

漢字 選定理由
1995 阪神・淡路大震災
1996 O157による食中毒事件
1997 山一證券など大手企業の倒産
1998 ダイオキシンなど有害物質による事件
1999 世紀末、ノストラダムスの大予言
2000 シドニーオリンピックでの日本人選手の活躍
2001 アメリカ同時多発テロ事件
2002 北朝鮮による拉致被害者の帰国
2003 阪神タイガースのリーグ優勝
2004 新潟県中越地震など、多くの自然災害
2005 紀宮清子内親王のご結婚
2006 秋篠宮妃紀子さまのご出産
2007 食品偽装事件が多発
2008 アメリカ大統領選挙でオバマ氏が当選、世界的な金融危機
2009 政権交代、新型インフルエンザ
2010 異常な猛暑
2011 東日本大震災
2012 ロンドンオリンピックでの日本人選手の活躍
2013 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定
2014 消費税増税
2015 安保法制をめぐる議論
2016 リオデジャネイロオリンピックでの日本人選手の活躍
2017 北朝鮮のミサイル発射
2018 西日本豪雨、北海道胆振東部地震など、多くの自然災害
2019 新元号「令和」に改元
2020 新型コロナウイルス感染症の流行
2021 東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍
2022 ロシアによるウクライナ侵攻
2023 増税やインボイス制度導入など、税に関する話題が多かった

これらの漢字を見ると、その時代の社会情勢や人々の関心が読み取れますね。あなたはどの年の漢字に共感しますか?

「今年の漢字」はどうやって決まるの?

「今年の漢字」は、毎年11月1日から12月8日までの期間に、ハガキ、インターネット、FAXで応募を受け付けています。投票できるのは日本国内在住者のみです。

集まった投票結果は、日本漢字能力検定協会が集計し、最も多かった漢字が「今年の漢字」として選ばれます。12月12日に清水寺で発表され、貫主が巨大な和紙に揮毫する様子は、テレビなどでも中継されます。

「今年の漢字」にまつわるトリビア

  • 1位以外の漢字ランキングも発表されているので、ぜひチェックしてみましょう!
  • 同じ漢字が複数回選ばれたことがあります。「金」はなんと5回も選ばれています!オリンピックイヤーに選ばれやすいようですね。
  • 漢字の揮毫は清水寺の貫主が担当しています。巨大な筆と和紙を使って、力強く書き上げます。
  • 揮毫に使用される筆は長さ1.5メートル、重さ3.5キロ、和紙は縦1.5メートル、横1.3メートルもある特注品です。

2024年の「今年の漢字」を予想しよう!

今年の出来事を振り返り、2024年の「今年の漢字」を予想してみましょう!

  • 国際情勢の緊迫化を受けて「戦」?
  • 異常気象を反映して「暑」や「熱」?
  • スポーツの祭典で活躍した選手たちをたたえて「躍」や「輝」?
  • 生成AIの進化を象徴する「知」や「進」?

あなたはどんな漢字を予想しますか? ぜひ、予想理由も考えてみましょう!

漢字学習のヒント

「今年の漢字」を通して、様々な漢字に触れることができます。漢字の意味や成り立ちを調べてみたり、その漢字を使った文章を作ってみたりするのも良い自主学習になります。新聞やニュースで気になった言葉、漢字を調べてみるのも良いですね。

例えば、「戦」という漢字は、今年のウクライナ情勢を反映して選ばれるかもしれません。では、なぜ「戦」という漢字は「戈(ほこ)」と「単(ひとつの)」を組み合わせた形なのでしょうか?

このように、漢字の成り立ちを調べてみると、新たな発見があるかもしれません。ぜひ、色々な漢字に興味を持って、自主学習を進めてみてください。

まとめ

「今年の漢字」は、その年の世相を振り返り、漢字の奥深さや面白さを感じることができる良い機会です。30回目の節目の年を迎える今年の「今年の漢字」は何になるのか、楽しみに待ちましょう!

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