年の瀬の東京、浅草寺。境内を埋め尽くす人波、威勢の良い掛け声、色とりどりの羽子板…。江戸時代から続く歳の市と羽子板市は、今も昔も変わらない活気に満ち溢れています。
この記事では、歳の市と羽子板市の見どころ、歴史、楽しみ方を徹底解説!浅草寺の歳の市を満喫するための完全ガイドとして、ぜひご活用ください。
浅草寺の歳の市&羽子板市 2024年の基本情報
- 開催期間:2024年12月17日(火)~19日(木) の3日間
- 開催時間:9:00~20:00
- 開催場所:浅草寺境内
- 露店数:約150店
- アクセス:
- 電車:東京メトロ銀座線「浅草駅」より徒歩5分、都営浅草線「浅草駅」より徒歩5分、東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩5分
- バス:都営バス「浅草雷門」下車すぐ
- 公式サイト:浅草寺公式サイト ※ 最新情報は公式サイトをご確認ください。
歳の市と羽子板市ってどんなもの?
歳の市とは、年の瀬に開かれる市で、正月用品などを販売する市のこと。羽子板市は、歳の市の一種で、羽子板をメインに販売する市です。
浅草寺の歳の市&羽子板市の歴史を紐解く
歳の市の歴史
歳の市の起源には諸説ありますが、室町時代後期には既に存在していたと言われています。江戸時代中期になると、浅草寺の歳の市が特に有名となり、多くの人で賑わいました。当時は、神社仏閣の境内で、正月用品や縁起物を売る露店が立ち並び、年の瀬の風物詩として定着していきました。
羽子板市の歴史
羽子板は、室町時代から宮中で楽しまれていました。江戸時代になると、羽根突きの羽根がトンボに似ていることから、「勝ち虫」と呼ばれ、縁起が良いとされるようになり、羽子板は邪気よけの縁起物として、女児への贈り物として人気を博しました。
歳の市で羽子板が販売されるようになり、昭和25年頃には、浅草寺で羽子板を専門に扱う「羽子板市」が開催されるようになりました。
このように、歳の市と羽子板市は、それぞれ長い歴史を持ち、日本の伝統文化として現代に受け継がれています。
2024年の見どころ
浅草寺の歳の市&羽子板市では、毎年多くの人で賑わいますが、2024年は特に見逃せないポイントが盛りだくさんです!
今年の羽子板の流行をチェック!
変わり羽子板: 伝統的な歌舞伎役者の羽子板だけでなく、人気のアニメキャラクターや漫画の主人公、スポーツ選手、アイドルなど、その年話題になった人物をモチーフにした羽子板が人気です。
2024年は、大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部や、世界水泳で活躍した選手などの羽子板が登場するかもしれませんね。
干支の羽子板: 2024年の干支である「辰」をモチーフにした羽子板も注目を集めそうです。
辰は、力強く、縁起の良い生き物とされています。
ミニ羽子板: 飾りやすいサイズの小さな羽子板も人気があります。
小さな羽子板は、お土産やプレゼントにも最適です。
注目商品はコレ!
縁起物: 毎年恒例の熊手、だるま、招き猫などの縁起物はもちろん、干支の置物や縁起菓子なども人気です。
商売繁盛を願う熊手、家内安全を願うだるま、福を招く招き猫など、様々な願いを込めて縁起物を手に入れましょう。
グルメ: 露店では、定番の焼きそば、たこ焼き、お好み焼きなどのほか、近年では、チーズハットグ、ケバブ、タピオカドリンクなど、流行のグルメも楽しめます。
熱々の焼きそばや、とろーりチーズのチーズハットグを頬張りながら、歳の市の雰囲気を満喫しましょう。
体験: 羽子板の絵付け体験や、伝統工芸の実演など、見て楽しむだけでなく、体験できるイベントも開催される場合があります。
世界に一つだけのオリジナル羽子板を作ってみませんか?
浅草寺ならではの催し
- 歳の市祈願会: 歳の市期間中、本堂で「歳の市祈願会」が行われます。
- 一年の無事と平安を感謝し、来る年の幸福を祈願しましょう。
- ライトアップ: 夜には、ライトアップされた羽子板が幻想的な雰囲気を醸し出します。
- 昼間とは異なる、幻想的な雰囲気の羽子板市もおすすめです。
今年の歳の市と羽子板市も、多くの人で賑わうことでしょう。ぜひ、足を運んで、年の瀬の活気を感じてみてください。
浅草寺の歳の市&羽子板市を120%楽しむ方法
浅草寺の歳の市&羽子板市を最大限に楽しむためのヒントをご紹介します。
五感をフル活用して、お祭りの雰囲気を満喫!
- 活気あふれる露店を楽しむ: 約150店もの露店が軒を連ねる歳の市は、まさに活気に満ち溢れています。露店を見て回るだけでも、ワクワクとした気分を味わえます。
- 職人の技が光る羽子板を鑑賞: 羽子板職人が丹精込めて作った、美しい羽子板の数々をじっくりと鑑賞しましょう。
- 美味しいものを味わう: 焼きそば、たこ焼き、お好み焼きなど、定番の屋台フードから、近年人気のチーズハットグやケバブまで、様々なグルメが楽しめます。
- 掛け声を聞く: 露店からの威勢の良い掛け声や、人々の賑やかな話し声が、歳の市の雰囲気を盛り上げてくれます。
おすすめの過ごし方
- 家族連れ: 子供と一緒に羽子板を選び、羽根つきを楽しむのはいかがでしょうか。縁起物や屋台フードも、家族みんなで楽しめます。
- カップル: お互いに羽子板をプレゼントしたり、一緒に写真撮影をしたりするのも良い思い出になります。
- 友人同士: 露店巡りや食べ歩きをしながら、歳の市の雰囲気を満喫しましょう。
これだけは守って!歳の市を楽しむためのマナー
- 参拝客への配慮: 歳の市は、浅草寺という神聖な場所で開催されています。参拝客の邪魔にならないよう、配慮しましょう。
- ゴミの持ち帰り: ゴミはきちんと持ち帰り、清潔な環境を保ちましょう。
- 露店でのマナー: 商品を丁寧に扱い、大声で騒いだりしないようにしましょう。
写真撮影のポイント
- 羽子板を背景に: 色とりどりの羽子板を背景に、記念撮影をしましょう。
- 食べ物を手に: 屋台フードを手に持って撮影すると、より一層、歳の市の雰囲気が伝わります。
- 浅草寺を背景に: 雷門や五重塔など、浅草寺を背景に撮影するのもおすすめです。
SNS映えする写真の撮り方
- アングル: 少し低い位置から撮影すると、羽子板がより大きく、華やかに見えます。
- フィルター: レトロな雰囲気のフィルターをかけると、ノスタルジックな写真に仕上がります。
周辺情報
せっかく浅草寺に来たなら、歳の市&羽子板市だけでなく、周辺の観光スポットも巡ってみましょう。
浅草寺周辺の観光スポット
雷門: 浅草寺のシンボルとも言える雷門。大きな提灯と風神雷神像は、記念撮影スポットとして人気です。
歳の市期間中は、多くの人で賑わうので、スリなどには注意しましょう。
仲見世通り: 雷門から宝蔵門まで続く仲見世通りには、お土産物屋や飲食店など、約90店舗が軒を連ねています。雷おこしや人形焼きなど、浅草ならではのお土産を探してみましょう。
浅草花やしき: 日本最古の遊園地である浅草花やしき。ローラーコースターやメリーゴーラウンドなど、大人から子供まで楽しめます。レトロな雰囲気が漂う遊園地で、童心に返って遊んでみましょう。
隅田川: 浅草寺からほど近い隅田川では、水上バスや屋形船に乗ることができます。川から眺める東京スカイツリーは格別です。
老舗の蕎麦屋: 浅草には、江戸時代から続く老舗の蕎麦屋がたくさんあります。手打ち蕎麦の風味を味わいながら、江戸情緒を感じてみましょう。
天ぷら屋: 揚げたての天ぷらは、サクッとした食感がたまりません。天丼や天ぷら定食など、色々なメニューがあります。
もんじゃ焼き屋: 浅草といえば、もんじゃ焼き!自分で焼いて食べるのも楽しいですよ。様々な具材があるので、自分好みの味を見つけてみましょう。
浅草寺周辺には、まだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。ぜひ、色々探索して、あなただけの浅草を発見してください。
まとめ
浅草寺の歳の市&羽子板市は、江戸時代から続く、年の瀬の風物詩です。
約150店の露店が軒を連ね、伝統的な羽子板から現代風の羽子板まで、様々な商品が並びます。
羽子板は、単なる玩具ではなく、縁起物、美術品としての側面も持ち合わせています。
歳の市では、縁起物や美味しい食べ物も楽しめます。
ぜひ、浅草寺を訪れて、歳の市&羽子板市の活気を感じてください。
日本の伝統文化に触れ、新しい年の始まりに向けて、心を清めてみてはいかがでしょうか。